3歳児はトイトレや食事、着替えなど自分でできる子とできない子の差が目に見えてわかる時期。3年保育の幼稚園に入園した3歳児の我が子は、何においても親のサポートが必要でした。
- トイトレは声をかけないと自分から行かない
- トイトレパンツに漏らしてもそのまま平気で過ごす
- 食事は練習箸を使うけど、途中から「食べさせて」コール
- 食べ方が汚い・じっとできない
- 着替えは上の服が上手に脱げない
3歳年上のお姉ちゃんは自分でなんでもする子だったので、どうしたらいいのか途方に暮れながら、ついに幼稚園入園。
結果、幼稚園入園前に何もできない子でも、過度に心配する必要はありませんでした!
今回は、何もできない子供でも心配ないと感じた理由や、自分で何もできない3歳娘が幼稚園で過ごした成長、入園前にやっておけばよかったことなどを紹介します。
- 実際にできない子はどのくらいいる?
- 幼稚園入園前に何もできない子供でも心配ないと感じた理由
- 幼稚園に入ってからの成長
- 幼稚園入園前にやっておけばよかったこと
- 入園前の我が家
- 【結論】幼稚園入園までに何もできなくても意外と何とかなる!
実際にできない子はどのくらいいる?
「もしかしたら自分の子だけ成長が遅いかも」
「どうしてこの子はできないんだろう」
とネットや育児書の情報を見るたびに不安になりますよね。
そんな不安を払拭できればと思い、今回は上の子供たちや他のママに聞いた情報を基に、、実際どのくらいの子がトイレ・お箸・食事などをできないのか調査しました。
入園前にできないことが多く焦っている方が、今回の調査結果を見て少しでも安心してもらえればと思います。
おむつが外れていない子
我が家の上2人は別々の園に通いましたが、どちらも年少クラスにはおむつが外れていない子が、、1クラス25~30人中5~10人ほどいました。
生まれた月によっては約1歳違いますし、成長の差がある年齢なので気にする必要はありません。
トイレに行ける子でも、遊びに夢中になるとお漏らししちゃうこともしばしば。年中さんでもお漏らししちゃう子はいるので、あまり神経質にとらえないようにしましょう。
我が家はトイレ失敗の対策として、お着替えを指定数より多めに持たせるようにしていました。
入園児は自分でトイレに行けなかった子も、入園後数カ月すれば徐々にトイレ成功の回数が増えていき、無事におむつを卒業しています。
お箸やフォークをうまく使えない子
年少児クラスには半分くらいお箸を上手に使えない子がいます。3歳頃は指先の感覚が成長する段階なので、まだ自分が思ったように上手に使えなくても焦る必要はありません。
子供が利用しているチャレンジでも、3歳児でやっとはさみの練習ワークが届きます。はさみより細かい動きや力加減が必要なお箸が使えないのは、むしろ当たり前と思ってもいいのではないでしょうか。
我が子を通わせたどの幼稚園でも、無理に使わせると変な癖がつくので、焦ってお箸の練習はしなくていいといわれました。
ちなみに、エジソン箸(練習用の繋がっているお箸)も、園によってダメと言われる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
私の場合、長男の園ではOKでしたが、娘たちが通う園ではNGとなっています。
食事中にじっと座っていられない・自分で食べない子
幼稚園の食事時間は先生がとてつもなくバタバタしてます(笑)
何度か用事があって昼食時に幼稚園に行ったことがあるのですが、、5分もたてば席を立ってウロウロしたり、隣の子にちょっかいを出したりする子も。
好きなご飯だけ食べてご馳走様する子もいましたし、おもちゃを出しに行く子もいました。そのたびに先生が優しく注意してくれますが、もちろん嫌がる子もいるわけで…。
先生に大変ですね…といったところ、「最初は毎年こんなもんです」と笑顔で言っていたので、問題があるわけではないようです。
お弁当を持っていく際の注意点としては以下の3つがあります。
- お弁当の場合は子供が食べきれる量にする
- 好きな食べ物を入れる
- ご飯はおにぎりなど食べやすくする
年少児のお弁当は「全部食べられた!」と自信をつけてあげることを目標にして、栄養バランスは二の次でOKです。
きちんとお弁当を食べられるようになってから、少しづつ野菜なども増やしていきましょう。
いつも食べられないと、子どもも自信を無くしてしまいますし、なにより給食の時間が苦痛になってしまいます。
自分でご飯を食べてくれない…と悩んでいる方は、親が手を出してしまっていませんか?親がすぐに助けてくれるとこどもは、「やろうとしない」子になります。
少しでも食べることに慣れていてほしいのであれば、、時間がかかっても手を出さないようにしてみましょう。自分で食べれたら、大げさなくらいほめてあげると、子どもの行動も変わってきます。
幼稚園入園前に何もできない子供でも心配ないと感じた理由
実際に幼稚園に入園して生活してみる中で、あんなに心配して不安になる必要はなかったと実感できた理由が3つあります。
- ママが居ないと意外とできる
- お友達を見て自分からしたがるようになった
- 経験豊富な先生のサポート
現在、何もできない我が子に不安を抱えている方も、安心してください。
ママが居ないと意外とできる!?
わが家は旦那の仕事が朝早くから夜8時頃になることか多いため、ほとんどママと過ごす日々。
でも、よくよく思い返すと下の子を出産した1週間の入院時期は、パパとお留守番してたんだよね…。
ママっ子な娘はずっと泣いているんじゃないかと心配したものの、ご飯も寝るのもスムーズにできたといわれ寂しさを感じた記憶が…。
できないと思っていたことはママに甘えてただけで、実はやってみたら意外とできちゃうことも多々あるんですよね。
たしかに、思い返すとできないからとすぐに手助けしていたような…。
幼稚園の先生曰く、、子供はママに甘えて愛情を感じるだけで、ママがいなければ自分でできる子も多いんだとか。納得。
お友達を見て自分からしたがるようになった
わが家の娘は幼稚園の友達から受ける影響がとても大きかったように感じます!
幼稚園に行くと同じ年齢の子供がいて、みんな一緒のタイミングでトイレに行ったり着替えたりしなければいけません。
友達がやっている姿を見ると「私もできる!」とアピールするかのように、いろんなことに自分から挑戦してくれるようになりました。
最近はコロナの影響で給食が黙食なこともあり、家で話しながら食事していると「しゃべっちゃダメなんだよ」と注意されることも(笑)
親に「こうしなさい」「こうするんだよ」と何十回言われるよりも、友達がやっているのを1回見たほうが効果抜群でした。(百聞は一見に如かずってやつですか?)
経験豊富な先生のサポート
我が子の通う幼稚園は「できるだけトイレができるように」との方針で、おむつの着用はNGでした。
その情報を入園前に上の子のママ友から聞いておびえていましたが、先生はいつも笑顔でサポートしてくれる♡感謝
トイトレパンツでも可能か聞いて、OKをもらいました。
登下園時だけ心配でしたが、何とか無事にクリア!(1回だけ登園中におもらししたけど、先生が笑顔で対応してくれた)
なによりトイレや着替えの声掛けも上手!さずがプロ!
上手に子供のやる気を引き出して、達成感を与えてくれました。
幼稚園に入ってからの成長
ママがいないとできないことが多かった甘えん坊の3歳娘も、幼稚園に通ってたくさん成長しました。
6月頃にはトイレの失敗が減って、家でも自分から「おしっこ」「うんち」など言ってくれるように!
お箸は入園後すぐに使いたがるようになりましたが、上手につかめるようになったのは夏ごろでした。
一番驚いたのは、あれだけ落ち着きがなかった娘が幼稚園ではきちんと先生の話を聞いて、落ち着いて過ごしていたこと!
もちろん最初はおしゃべり好きなこともあり、絵本の時間や食事の時間も先生やお友達に話しかけていたようですが、園の生活に慣れてくるとルールを守れるようになっていました。
今でも楽しいことがあるとついそちらに意識を持って行かれがちですが、食事中はきちんと座って食べられるようになったのが嬉しいです。
幼稚園入園前にやっておけばよかったこと
私が3人の幼稚園を経験してやっておけばよかったと感じたことをまとめました。
勉強や生活のルールなどたくさんやっておいた方がいいことが紹介されていますが、今回はママの負担になるような難しいことは抜きで紹介します。
子供ができること・できないことを正直に園に伝える
入園前に不安なことがあれば、すべて正直に園に相談しておきましょう!おむつや食事のことも、話せば意外とOKもらえます。(経験済み)
逆に、言っておかないと、プレッシャーになって親にも子供にもいいことがありません。
私も第一子のときはできないことが悪いように感じてなかなか言えませんでした。すると、どうしてもできないことに直面した時「なんでできないの」「他の子はできるんだよ」なんて、子供を責めちゃうんですよね。
親に責められると子供は委縮してますますできなくなってしまうこともあるので、できないことはできないと素直に認めて伝えておくのが1番です!
おおらかな気持ちで子どもと接する
できないことは無理に親が頑張らない!
できないことを認めて、まだうちの子には早いんだと開き直りましょう(笑)
幼稚園に入園して成長するうちに、気づけば1つずつできるようになっていきます。
できないことに目を向けて親子の時間を過ごすより、入園までの貴重な時間を楽しく過ごしましょう。
「もう幼稚園生だよ」「できないと幼稚園で困るよ」「恥ずかしいよ」
はい。これは私が実際に言ってしまっていたダメな声掛けです。
できないことにばかり目を向けていると、親も子供もストレスになりますよね。子供のチャレンジ精神を失くしてしまう原因にもなるので、できること・できたことに目を向けて過ごしてみましょう。
幼稚園での過ごし方を動画や絵本で触れておく
これはやっておいてよかったことです。我が家は、こどもちゃれんじを受講していたことや、上に幼稚園生の姉がいたこともあり、年少娘は幼稚園での生活の様子を少し把握していました。
おかげで入園後も戸惑うことなく、スムーズに生活ができたので、幼稚園の雰囲気に慣れさせておくことは大事だなと感じます。
反対に上の娘は幼稚園に慣れておらず、本や動画も見ていなかったため慣れるまでに大変苦労しました…。家を出る前から「幼稚園行きたくない」。なんとか幼稚園についたら先生の顔を見て大泣き。(大好きな先生だったのに…)
帰りは「楽しかった!」とご機嫌になりますが、6月頃までは毎朝戦争でした。今ではいい思い出ですが、当時は親も泣きたいほどつらかった…。
このような経験から、、幼稚園の生活を感じられる動画や絵本を見させたり、幼稚園までの道をお散歩してみたりするのがおすすめです。
特にこどもちゃれんじは本当に入園前の知育教育によかったと感じています!遊びながら言葉や数字の認識が身についたり、幼稚園での生活に対する心構えもできました。
しかも、年少児からは、教材とは別に無料でデジタルワークも使えるようになるので、スマホ好きな子供もYouTubeやゲームばかりでなく、自然に知育学習をできるのが嬉しいポイントです!
幼稚園では文字や数字の勉強は必要ないと考える方も多いですが、上2人が小学生である私の経験では、ある程度身につけておいた方が理解度に差が出ると感じています。
入園前の我が家
ちなみに我が家では入園前にトイトレもお箸も着替えもトライしました。
、挑戦しても「できない」「ママやって」「いや~泣」の繰り返しで、何度も心が折れた日々…。
ネットの「トイトレのコツ」「これでできる!」といった記事や、Instagramを見て色々試しましたが…効果なし。
そんな日々に疲弊して「なんでできないの」「みんなできるよ」「幼稚園いけないよ」なんて、子供を責めることも。泣
周りに話を聞いて「大丈夫」「そのうちできるようになる」と言われても、「どうしてできないんだろう」「私がダメなのかな」と自分を責めていました。
今思えば本当に悪循環!
世間一般の当たり前を子供に押し付けて、マニュアル通りの育児にばかり気を取られて貴重な子供との時間を大事にできていなかったなぁと…。
【結論】幼稚園入園までに何もできなくても意外と何とかなる!
私が実際に体験して思ったことは、何もできない子供でも気づけばできるようになります。勝手に成長していきます。
今できないことばかりに目を向けて自分を責めたり、子供に言いたくないことを言ったりしているなら、もう無理して頑張るのはやめちゃいましょう!
実体験からも、、子供にプレッシャーを与えると、できることでもできなくなることを学びました。
入園しちゃえばいつの間にか時間は過ぎて、ママが居ないと何もできないと思っていた子供も、いつか離れていきます。
年少時代はママ、ママとお迎えを楽しみにしていた子どもも、年中になれば「友達と遊びたい」「幼稚園に行きたい」と言ったり、年長になれば「お迎え早いよ」と言われたり。(預かり保育利用時)
小学校にもなればママが知らないお友達も増えて、子供たちの世界からどんどんママの領域が減っていきます。悲しい…。
なので、今は先のことばかり心配せずにもっと楽しみましょう。